親疎関係とは
敬語はいつ使うのか。と考えた時に、頭を過ぎるあの言葉。
それは、「人間関係」。

ひい!

何もそう驚かなくても。
敬語使う場面は大まかに三つに分けられます。
それは、①上下関係 ②親疎関係 ③ウチソト関係です。
「親疎」の読み方

ん?親疎関係…
「親疎」って何て読むの?

これは「しんそ」と読みます。
敬語の授業では、最初の方に説明があるこの三つの関係ですが、「親疎」という言葉は普段見慣れない人も多いのではないでしょうか。

✖しんそつ って読んじゃった。

あるあるですね!
「親疎」の意味
さて、では「親疎関係(しんそかんけい)」とは一体どういう意味なのでしょうか。
これは読んで字のごとく、「親しくしている、親しくしていない」の関係性を表します。

親しいの「親」と疎遠の「疎」だね!
「親疎関係」のレベル分け
では、その中で実際に敬語を使う相手とは、どんな相手なのでしょうか。
「親疎関係」をもう少し細かく分けてみます。
①めちゃくちゃ親しい
家族や気が置けない友達など
②親しいけど、そんなたくさん話すわけでもない

ご近所さんだったり、友達の友達など
③親しくない

知らない人など

①~③の中で敬語を使う場面はどれですか?

③かな。

僕は②もだね!
大抵は②と③の相手の時に敬語を使う人が多いのではないのかなと思います。
心の距離感が言葉にあらわれます

じゃあ、逆に①の相手に敬語を使うとどうなるでしょうか。
例えば、夫婦が敬語で会話をしていたら、どんな感じがしますか。

えっ、それって…

ちょっと喧嘩の後を思い出してしまったよ。
敬語なのに丁寧にならないってパターンもあるんですね。

じゃあ、②の時も使うとよそよそしくなっちゃう?

ん~、でもタメ口(普通体)ばかりというのもやっぱり失礼な気が…。
ここは上手く敬語を混ぜないといけないのかな。

「敬語=丁寧」だけで話してしまうと、逆に冷たい印象与えてしまったり、場合によっては相手を悲しませてしまうかもしれません。
自分の心の中にある相手との距離感が、そのまま言葉遣いにあらわれてしまうというのはおそろしい事でもあります。
敬語を使ったコミュニケーションというのは中々奥が深いですね。
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